1923大正12年

関東大震災でも無傷だった虎印魔法瓶

大正12年(1923)9月1日午前11時58分44秒。マグニチュード7.9の大地震が関東地方一円を襲いました。史上最大の地震災害として記録に残る関東大震災。菊池武範が東京で取引を始めて間もない頃のことです。

しかし、他ならぬこの関東大震災こそが、虎印魔法瓶の評価を一挙に高めることとなりました。商店に保管されていた他社の魔法瓶の大部分は壊れてしまいましたが、虎印魔法瓶が納品した100本すべてが無傷で残ったのです。
1本も壊れなかったという事実はすぐに業界に知れ渡り、東京中から注文が殺到。3年後には東京市場の85%を占めるまでになったのです。