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その他ごはんの友

ツレヅレハナコさんのごはんの友 ねぎたまごはん

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ねぎたまごはん

ごはんの友
ツレヅレハナコさん

自分で料理をするようになった大学生の頃から今まで、ずっと作り続けているごはんの友が、この「ねぎたまごはん」。

いつも冷蔵庫にあるものだけでさっと作れるメニューですが、シンプルだからこそ奥が深いというのは料理の常で、ひとつひとつの工程を丁寧に行うことによって、びっくりするほどおいしく仕上がるんです。

卵料理というのは最初の火加減が何より大切で、油を入れたフライパンをカンカンに熱して、そこに一気に卵液を流し込みます。

この時、フライパンが十分に熱せられていないと、卵液を流し込んでも「あれ?」と拍子抜け......。じわじわと卵に熱を入れると半熟のタイミングを逃します。

さらに大切なのが半熟卵をフライパンから下ろすタイミング。「まだゆるいから、もう少し......」と思った時が下ろしどき。あとで再度長ネギと炒め合わせるので、それを逆算しましょう。

一方の長ネギは、中弱火でじっくりと火を入れて、とろとろの食感と甘みを引き出していきます。あとは半熟卵と炒めた長ネギをフライパンでざっと合わせてアツアツごはんの上へのせていただきます。

じつはこのメニュー、中華料理屋さんによくある「卵とトマトの炒め物」からヒントを得たもの。調味料に鶏ガラスープと白こしょうを使うのも、「町の中華屋さん」のような味を出したかったからなんです。

これを作るのは、たいてい原稿書きなどで忙しい昼。そんなときは活気ある中華屋さんでガツンとしたものを食べたくなるのですが、出かける時間はなかなか取れなくて。ならば自宅で作ってしまおうというのが誕生のきっかけです。

卵が焼けるじゅわ〜っという音や、ネギの香ばしい香り、そしてパワフルな味。「ねぎたまごはん」は疲れたときこそ元気をくれる、私のパワーの源なのです。

ねぎたまごはん

1人分
〈材料名〉
長ネギ(青いところも含め)
1/2本
2個
鶏ガラスープの素(顆粒)
ひとつまみ
塩、白こしょう
各少々
サラダ油
大さじ1
ごま油
少々
温かいごはん
茶碗1杯分

作り方

  1. 長ネギは斜め薄切りにする。卵はボウルに溶きほぐし、鶏ガラスープの素、塩、白こしょうを混ぜる。

    長ネギは白い部分7に青い部分を3くらいの割合で使うのがちょうどいい。 味と食感の違いを楽しみます。

  2. フライパンにサラダ油を熱し、カンカンに熱したところに卵液を一気に入れる。まわりが膨らみ始めたらゴムベラで大きく混ぜ、かなりの半熟でボウルに戻す。

    卵液はそろそろと入れず、一気に流し込むのがポイント。 こんな風に縁がふわ〜っと膨らんできたら混ぜどきです。

  3. フライパンにごま油を弱火で熱し、長ネギを入れて炒める。

    卵はサラダ油で炒めましたが、長ネギはぜひごま油で。香ばしい香りが ついて、「中華屋さん」っぽく仕上がります。

  4. 水大さじ1を加えて、全体がしんなりしたら卵を戻し入れてざっと混ぜ、ごはんにのせる。

    最後、卵をフライパンに戻し入れますが、この時も さっと長ネギと混ぜるだけ。理想の半熟具合はこんな感じです。

ねぎたまごはん

こぼれ話を少し
ー 築地ごはんめぐり ー
もうすぐ移転する築地市場ですが、「海鮮を食べない築地ごはんめぐり」をしています。先日は市場内の中華「やじ満」のカウンターにて、むっちむちの大きな焼売と冷えたビール......!忙しい仕事がひと段落した平日の午前中に、ひとり祝杯をあげるレストランにぴったりです。

料理:ツレヅレハナコ 撮影:平野太呂 文:小林百合子

ツレヅレハナコツレヅレハナコ

1976年生まれ。寝ても覚めても、おいしい料理とお酒のことをばかり考えている編集者。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコのじぶん弁当』(小学館)など。最新レシピ本は『ツレヅレハナコの揚げ物天国』(PHP研究所)。

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