使い方・お手入れ

炊飯器の保温機能の温度は?
低温調理はできるの?炊飯器を有効に活用しよう

炊飯器についている保温機能は自由に温度を設定できるのか気になっている人もいるでしょう。また、なかには低温調理に炊飯器を活用したいと思っている人もいるかもしれません。

今回は、炊飯器の保温機能の特徴をくわしく解説します。炊飯器を有効活用するために参考にしてください。

炊飯器の保温機能の温度は何度?設定は変更できる?

炊飯器の保温機能により維持できる温度は、約60度~約75度が一般的です。ただし、保温機能の温度はメーカーや機種によっても若干異なる場合があります。

炊飯器のなかには、保温する温度を変更できるタイプもあります。とはいえ、自由に温度を設定できるわけではなく、1度単位での細かい変更はできないことがほとんどのようです。

約60度~約75度の理由は雑菌の繁殖・ごはんの黄ばみ防止

多くの炊飯器の保温機能の温度が60度以上に設定されているのは、雑菌の繁殖を防ぐためです。温度が60度より低くなると雑菌が繁殖しやすくなり、ごはんも傷みやすくなります。

ただし、高すぎる温度でごはんを保温するとメイラード反応が起き、ごはんが黄ばむ原因になります。メイラード反応とは、糖とアミノ酸の結合により引き起こされる現象のことです。炊飯器では保温機能の温度を約75度までに設定し、ごはんが黄ばむのを防いでくれることが多いです。

そもそも炊飯器の保温機能とは?

保温機能にはどのような特徴があるのでしょうか。保温機能を正しく使いこなすためには、あらかじめ特徴を把握しておくと安心です。

ここでは、炊飯器の保温機能によりごはんをおいしく食べられる期間や、保温機能の電気代について確認しましょう。

おいしく食べられるのはいつまで?

保温機能を継続して使用できる時間は、一般的に12~24時間程度に設定されています。なかには30時間以上保温し続けられる炊飯器もありますが、長く保温しているとごはんの味や見た目に影響が出る可能性もあるため注意が必要です。

具体的には、ごはんが乾燥して硬くなったり、黄色く変色したりします。このような状態になると炊きたての状態に比べてかなり味が落ちているため、お米本来のおいしさを味わえなくなります。

食べる時間を逆算してごはんを炊き、保温時間はなるべく短くしましょう。

電気代はどのくらいかかるの?

炊飯器の保温機能にかかる電気代は、1時間あたり約0.5円です。この場合、5~8合炊きの炊飯器を想定しています。

一方、炊飯器でお米を炊くときにかかる電気代は、1回あたり 約3.8~4.8円です。単純計算してみると、10時間保温機能を使い続ければ1回の炊飯と同じ電気代がかかるとわかります。

また、10時間保温し続けたごはんは、炊きたてに比べると味が落ちている可能性も高いです。そのため、10時間以上保温し続けるなら、あらためてお米を炊いたほうがお得に、おいしいごはんを食べられます。

保温機能を使うときは、電気代も考慮しましょう。

「おひつ」「保温ジャー」って何?

ごはんを保温する方法としては炊飯器の保温機能のほかにも、「おひつ」や「保温ジャー」を使用する方法があります。

おひつとは、炊いたごはんを入れるための入れ物のことです。おひつには蓋がついているため、炊きたてのごはんを保温しておいしさを維持できます。平安時代から使用されており、いまでも料亭や旅館ではおひつが活躍しています。

おひつの保温を再現した炊飯器もあります。タイガーの土鍋炊飯器のJPL-G型は、おひつの仕組みを取り入れた「おひつ保温」が可能です。木製のおひつのように湿度をコントロールできる「ハリつやポンプ」により、ごはんの香りやほどよい弾力を保ちます。

「おひつ保温」の機能では炊飯から12時間経過しても炊きたてのごはんのおいしさを保ちます。

おひつのほかに、お米を保温できるものとして保温ジャーがあります。保温ジャーとは、ごはんを保温するための専用の機器で、炊飯機能は搭載されていません。IHジャー炊飯器と比較すると、炊飯器の保温機能で保温するよりも電気代を安く済ませられるメリットがあります。ただし、長時間保温し続ければ、炊飯器で長く保温する場合と同じくごはんの味は落ちてしまいます。 「おひつ保温」搭載のJPL-G型には、炊きたてのごはんの状態をそのままキープする保温機能もついているため、お米を炊いて保温しておけばいつでもおいしいごはんを食べられます。前述した「おひつ保温」や「ハリつやポンプ」の機能により、ごはんの保温に最適な環境を長時間維持できます。

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保温機能で低温調理ができるって本当?

結論から言えば、低温調理メニューがついていない炊飯器では低温調理はできません。炊飯器の保温機能を使用すればごはんを一定の温度に保てるため、低温調理に利用できるのではないかと考えている人もいるでしょう。

ここでは、低温調理の概要とともに、炊飯器を低温調理のために利用できるか解説します。

そもそも低温調理とは?ローストビーフや鶏ハムができる!

低温調理とは、40度〜60度程度の温度で食材を加熱し、時間をかけて調理する方法です。低音でじっくり火を通すと食材の旨みが逃げず、しっとりとした仕上がりになります。特に肉や魚などのタンパク源の調理によく利用されており、代表的なものとしてはローストビーフや鶏ハムが挙げられます。

低温調理では温度を一定に保つ必要があり、温度が高すぎたり低すぎたりするとうまく仕あげられません。具体的には、温度が65度以上になると食材が固くなりやすく、せっかく時間をかけて調理してもパサパサした食感になります。

反対に、温度が低すぎれば菌が繁殖し、食中毒を引き起こすリスクもあります。低温調理を行う場合は、温度管理を徹底して食材にきちんと火を通すことが大切です。

炊飯器で代替できる?低温調理の専用機器とは

基本的に、炊飯器の保温機能では低温調理は推奨できません。なぜなら、炊飯器の保温機能の温度は、低温調理に適した温度よりも高めに設定されているからです。

低温調理には専用の調理機器があります。専用の調理機器では食材にあわせて温度の微調整が可能です。炊飯器はお米を加熱・保温するために作られており、手動での細かい温度調整はできません。

ただし、炊飯器は低温調理こそ難しいものの、炊飯以外の調理に対応している機種もあります。料理が苦手な人や忙しい人でも簡単にさまざまな料理を楽しめるのでおすすめです。

以下では、タイガーの炊飯器を例にあげ、炊飯器でどのような料理を調理できるか紹介します。

炊飯器を活用しよう!炊飯器でほったらかし調理も

先述の通り、炊飯器では保温機能による低温調理はおすすめできません。しかし、炊飯器の機種によっては、炊飯以外にもさまざまな機能がついています。

ここでは、タイガーの炊飯器を例として、炊飯器の魅力的な機能を紹介します。

白米を炊くだけじゃない!できるメニューは豊富

炊飯器に食材や調味料を入れるだけで料理が完成する調理機能も搭載しています。豚の角煮、ビーフシチュー、肉じゃがなど本格的な料理が簡単にできあがります。ケーキやぜんざいなどのスイーツにも対応しており、選べるメニューが豊富です。

炊飯器でおかずを作れば自炊の手間が少なくなり、バランスのとれた食生活を送りやすくなるでしょう。手持ちの炊飯器にも調理機能がついている可能性があるため、確認してみてはいかがでしょうか。

炊飯器を活用して毎日の食生活を豊かに

炊飯器のなかには炊飯や保温の機能だけでなく、調理をはじめとする多彩な機能が搭載されている機種もあります。炊飯器の機能をうまく利用できれば、日々の食生活をより豊かにできるでしょう。

さまざまな炊飯器があるので、ぜひ自分に適した機種を選んで活用してみてください。