山内 美佳
商品開発2015年入社
新しいチャレンジの度に、
技術者としての成長を実感できる



設計からのバトンを受け取り、生産へとつなぐ
設計チームから上がってきた製品設計仕様をもとに試作・試験を実施し、設計通りの性能になるよう仕上げ、生産部門にバトンタッチするまでが開発チームの仕事です。
たとえ図面通りに部品があがってきても、量産に近い形で100個、200個と試作していくと、寸法ばらつきが出る、嵌合がうまくいかない…といった不具合が出てきます。ほかにも、量産の設備を使って試作をすると、想定出来ないような問題が出てくることも多いのです。
問題解決方法を模索する中で、特許出願に結び付いた事もあります。
設計通りの製品に仕上げられるように、そしてより良い製品になるように試験や評価を行い、部品寸法・材料の最終決定を行なうのが私たち。設計から品質管理、生産まで多岐にわたって関わる部門です。



社内でも初、特殊インクを使った商品開発を担当
入社3年目で、「MJX-A」というツーリストモデルの高級魔法瓶の商品開発を担当したことが印象に残っています。特殊なインクを用いて表面を印刷し、繊細な和柄を表現した今や人気のシリーズです。開発当初は、初めて使用する部品・素材が多く苦労しましたが、他部署や取引先と打合せを重ねたり、時には工場にも足を運び、部品の仕様を決定していきました。
中でも商品を梱包する桐箱は、タイガー商品でも初めて使用する材質のため、高温・高湿の状態になる輸送コンテナの中で異常が発生しないかなどを考えました。塗装技術についても社内に前例があまりなく、インクの剥がれや色むらをどう改善するかといった問題も発生し、その都度、設備メーカーとコンタクトをとり、独自の検証も行なうなど、解決方法を模索しました。3年目の私にとって試行錯誤の連続でしたが、その分、知識や技術が自分の中に蓄積され、開発チームのメンバーとして大きく成長ができたプロジェクトでした。



新しいアイデアを出せる技術者へと成長したい
シニア世代や、女性・子どもでも使いやすいような魔法瓶など、開発からの視点で新しいアイデアを出し、イチから設計に関わるような仕事にチャレンジしたいですね。
そのためにも、樹脂や金属、パッキンなどの性質や作り方、検証方法の知識をもっと深めていきたいです。また他社の動向や特許技術についても情報収集して、特許をとれるような要素開発ができる技術者になるのが目標です。
魔法瓶は非電気なので、海外にも簡単に輸出ができる商品です。海外の法令や規制についても考慮して、世界で使ってもらえるような製品設計を担っていけたらと思います。
- 1年目~2年目
- 魔法瓶の開発サブ担当(印刷物の変更・塗装の仕様決定等)
- 3年目~
- 魔法瓶の開発主担当(塗装・ポーチ・金型品の仕様決定等)
- 8:15
- 出社
- 8:30
- ラジオ体操・朝礼
- 9:00
- メールチェック
- 10:00
- 性能試験実施
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- チーム打合せ
- 14:00
- 取引先と問題点打合せ
- 15:00
- 仕様書など書類作成
- 17:00
- 試験結果確認
- 18:00
- 退社
梅田でウィンドウショッピングをしたり、ストレス発散のためにジムに行ったりしています。特に好きなのは旅行。最近も同期と名古屋へ行ったばかり。週末だけで行けないところは、有休を使って3・4連休をとることも。黒部ダムも楽しかったですね。好きなアーティストを追いかけて沖縄ライブに参戦したのもいい思い出です。
