中塚 恵理
品質管理2016年入社
ブランドを守る最後の砦として、
的確な判断力を身につけたい



品質を守るための、工程管理や改善対策を担う
品質管理は、商品のブランドを守る最後の砦です。新製品の試作や量産の現場に立ち会い、安全規格を満たしているか性能試験・評価するほか、組立工程で不良が出やすい箇所や、部品の不具合があれば確認し、改善を行ないます。
また、発売以降、お客さまからの不具合のご報告やお困りごとに対して、原因究明や改善を行なうのも品質管理の仕事です。分析内容は開発チームへとフィードバックされ、新製品の開発にも生かされています。
現在私は、電気ケトルや電気ポットを担当し、主に海外工場での品質管理を担当しています。過去には海外実務研修制度で1年間、ベトナム工場での勤務も経験しました。生産工程を学ぶことはもちろん、現地スタッフとの考え方の違いを学べた機会にもなりました。



海外工場での量産立ち会いが、学び多き経験に
入社4年目、ベトナムにて新製品である電気ケトルの量産に立ち合った時のこと。試作では起きなかった問題が量産時に発生し、生産がストップする事態になりました。出荷日も決まっていたので、早急に開発チームの担当者と現地スタッフで話し合い、どう対処するか検討しました。納期が迫っているとはいえ、品質を担保できないまま生産を進めるわけにはいきません。品質管理の代表としての判断が求められたことは、大きなプレッシャーでした。
その後、生産は無事再開されたのですが、迅速に判断・対処できたのは、開発メンバーや現地の方とのコミュニケーションが円滑に行なえたことが大きいです。特に現地のスタッフは、言葉はもちろん考え方も違います。ベトナムでの実務研修を通して、誤解のない正確なコミュニケーションの仕方を学べた経験が、生きたと感じています。



最後の砦として、的確な判断ができるよう成長したい
国内外の工場を指導する立場として、タイガーブランドの品質を守る立場として、判断力を持った人に成長していきたいです。メーカー最後の砦として的確な判断をするためには、製品の構造や生産工程の知識を、さらに身につけていく必要があると考えています。
また、海外での研修や量産立ち会いで実感したのは、コミュニケーションの重要性です。物事がうまく伝わらないと作業に時間がかかり、問題発生時に大きなロスを生みます。グローバル社会の中で、今後、英会話や文章作成のスキルは不可欠です。海外工場での生産も多いため、語学スキルの向上に取り組んでいきたいと思います。
- 1年目~2年目
- 品質管理第2チームに配属(炊飯ジャー担当)
- 3年目
- タイガーベトナム駐在(海外実務研修)
- 4年目~現在
- 品質管理第1チーム配属(電気ポット、電気ケトル担当)
- 8:00
- 出社
- 8:30
- 朝礼・始業 メールチェック、取引先連絡
- 10:00
- 出荷検査品確認
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- クレーム品など不具合品の解析
- 15:00
- 新製品の進捗確認
- 16:00
- 変更確認試験
- 18:00
- 退社
週末は、同期や大学の友人とランチやショッピングを楽しんでいます。運動は苦手ですが、できる限り身体を動かすためにも、月2回はピラティスへ。ベトナム研修で言葉の壁を痛感したことをきっかけに、英会話にも通い始めました。
